白ワインの原料となるブドウ品種といえばどのようなものがあるのでしょうか。ここでは代表的なシャルドネ種と日本を代表する品種、甲州を取り上げてみます。
ヨーロッパでワインの本場、フランス国内ではシャルドネ種が代表的なそれと言えます。シャルドネはブルゴーニュ地方やシャンパーニュ地方の指定品種として知られ、特有の香り、酸味、コクと高い切れ味を持った品質の良いワインができます。樽を熟成するとまた趣が変わり、バニラやナッツの香りを生むようになります。歴史も古く、やはりブドウ品種の中ではシャルドネは最高峰と言えます。一方、日本の白ワインの原料といえば主に山梨県で栽培されている甲州があげられます。以前はこの甲州、生食用だったのですがワイン文化が持ち込まれるようになってからワインの生産に使われるようになったということです。フルーティーでおだやかな酸味のやさしいワインを生み、やはり日本製ということもあり和食にも合うとされています。
シャルドネ種は白ワインの王様、シャブリのワインの原料としてメジャーな、方や甲州は日本での比較的マイナーな種でありワインの味としては好みもありますがやはりシャルドネ種系のワインにはかなわない、といった見方をする人も多いですが、その違いはの見比べてみなければわからないかもしれません。


白ワインの原料となるブドウ品種には数多くの品種が存在します。フランスの白ワインの原料として人気、品質ともに高い水準を持つ、シャルドネ種はブルゴーニュやシャンパーニュ地方での指定品種として知られています。イタリアの代表的な白ワイン、ベルデッキオ・ディ・カステッリ・ディ・イェージの主要品種であるベルデッキオ種はイタリア全土で生産されています。
シャルドネ種から作られたワインは独特の香り、酸味、コクを持ち切れ味のある辛口で、また熟成させることで芳醇な香りを持つようになります。方やベルデッキオ種は果実風味の強い品のある香りとレモンのような酸味に加えて後味にまろやかな苦さを持つワインを生みます。
白ワインの王様格、シャブリもこのシャルドネ種から作られており、その他フランスの主要白ワインはシャルドネ種を原料とするものが多くあります。一方イタリアの白ワインはベルデッキオ種から作られているものがほとんどで、どちらも国を代表する白ワインの品種と言えます。
シャルドネ種は歴史と風格に満ちた威風堂々としたワインを生み、それが昔から数多くの人に好まれています。一方ベルデッキオ種から作られたワインは歴史は浅いものの若々しくはつらつとしたワインが多く、好みにもよりますが飲み比べることでシャルドネ種の良さ、また他のワインとの違いを知ることもまた面白いかもしれません。


ロワール河は、フランス中央山塊に源をとしており、パリの南西に100Km離れた、オルレアンの町で大きく西に向きを変えてから、大西洋に注ぐと言う、約1000キロもの距離を持つフランス最長の大河です。
ロワール河の川沿いには、フランスが誇るワインの名産地が数多くあり、そこには様々なブドウ畑が作られているのが特徴的です。
また、フランス西部のロワール川河口付近には、ミュスカデ地区があります。

ミュスカデ地区は、ロワール河口ナント地区のミュスカデAOCの原料として葡萄が栽培されていますが、正式にはロン・ド・ブルゴーニュと呼ばれているのです。
この地で栽培されているのは白葡萄であり、この葡萄の原産地は同じくフランスのブルゴーニュ地方だと言います。
熟す事でメロンのような香りになることからムロン・ド・ブルゴーニュ(Melon de Bourgogne)と呼ばれているのです。

この葡萄の特徴は、ロワール地域が寒波に見舞われても、葡萄の樹が枯れた場合でも生き残るという、生命力の強さがあります。
尚、他の地域では栽培されていない事からも、ミュスカデ種と呼ばれるケースが多いのです。

これに対して、フランスのシャブリやシャンパーニュ地方ではシャルドネと呼ばれる葡萄の品種が栽培されています。
シャルドネは、寒さに強いとされており、ブルゴーニュの最北端に位置するシャブリでは、シャルドネのみが栽培されているのです。
シャブリでは、特殊な石灰質に化石が混じったキメリッジ土壌で栽培が行なわれ、土壌からはシャルドネが根よりミネラル分を多く吸収し、良質なワインを作り出す葡萄を生産しています。

シャルドネの特徴は果皮が緑色であり、白ワインの原料とされるものです。
オーク樽を使うことで、歳月とともに、スモーク、バニラ、キャラメルそしてバターなどの香りをかもし出すようになるという特徴があります。
また、シャルドネは、オーク樽を使わないと、柔らかなワインに仕上がり、フルーティな香りがするといわれているのです。


白ワインの葡萄として、シャルドネ種とシュナン・ブラン種という2つがあります。
シュナン・ブランは、フランスのロワール地方で栽培される葡萄品種で、南アフリカやカリフォルニア、アルゼンチン、チリなどの地域でも栽培されています。

一方、シャルドネ種は、フランスのブルゴーニュ地方のマコネにある村のシャルドネからこの名前が付けられたのではないかと言われています。

現在シャルドネ種は、シャンパーニュ地方のシャンパンの原料や、ブルゴーニュ地方のシャルド地域などで栽培されている品種であり、良質のワインを生産できる葡萄として利用されています。

シュナン・ブランの房というのは、コンパクトサイズであり、黄金色をしているのが特徴です。
この品種は、超辛口の白ワインや甘口の白ワインなど、製法により多数のワインを作り出せる品種でもあるのです。
また、シュナン・ブランは高い酸味を持つのが特徴で、柑橘系の風味を持つと言う特徴もあります。
辛口ワインの場合と、甘口ワインの場合とではテイストが異なるのが特徴で辛口のケースでは、柑橘系、甘口のケースではパインなどのフルーツの甘い香りを持たせるワインが造られています。

一方、シャルドネ種は、シャルド地区で栽培されているのが有名で、シャルド地区の冷涼な気候と、白亜質の土壌でもあるキンメリジアン土壌や、この土壌ぬ含まれている貝殻や牡蠣の化石などから、ミネラル感と高い酸味を持つ白ワインが生産されています。
また、シャルド地区では畑が4つに格付けされており、微細な地域の違いにより、異なるテイストの白ワインを生産しているという特徴があります。
僅か数メートル畑が異なるだけで、風味や味わいが異なるのです。
これはシャルドネ種の葡萄と、その場所の土壌との関係により、異なる味わいの白ワインを作り出しているのです。
また、生産者のポリシーなどにより、熟成に使うオーク樽やステンレスタンクなどにより、味わいが変るという特徴があります。
シャルドネを使用したワイン、シャブリについて詳しく説明しているサイトはこちらです。


ワインの葡萄種でよく聞く品種、例えば、カベルネ・ソーヴィニヨン、シャルドネ、シラー、ピノ・ノワール、メルローなどがありますが、中でもシャルドネ種は最も耳にする品種ではないでしょうか。まさに白ワインの王様といった感が強いシャルドネですが、その魅力は、まず、どんな気候でも対応できる、生産者には嬉しい強靭さです。冷涼な気候の仏シャンパーニュ地方から南アフリカ、チリ、オーストラリアなど温暖な、いわゆるワイン・ニューワールドでも栽培されているのは、やはり適応能力が大変高いからといえるでしょう。

しかも、シャルドネ自身には癖がなく、悪く言えば無個性、良く言えば、気候・土壌・生産者の創意工夫によって、同じシャルドネ種でも面白いように味覚が異なる変幻自在さを楽しむ幅があります。生産者にとっては大きな醍醐味と言えますし、愛飲家にとっては、様々な味覚が楽しめるというわけです。

では、代って、ゲヴェルツトラミナーという葡萄種はどうでしょうか。名前の通りドイツが原産国ですが、ゲヴェルとは、スパイスを意味することから、ゲヴェルツトラミナーが強い芳香を持つことが想像できるでしょう。ライチやグレープフルーツなどの強い香りを持つ為、一度味わえば、すぐにゲヴェルツトラミナーだとわかるほど強い個性を持つ品種だと言えます。

しかし、冷涼な気候に適しているにもかかわらず、霜に弱く、うどん粉病にかかりやすいなど大変デリケートな面があります。そのため、生産地が限定され、温暖な気候が多いワイン新参国では生産することがなかなか困難なのです。

このように、強い個性と無個性、適応能力の点だけを見るならば、シャルドネとゲヴェルツトラミナーは正反対だと言えるでしょう。しかし、ゲヴェルツトラミナーは、栽培が難しい点を克服すれば、その強烈な個性を活かした素晴らしい貴腐ワインを作り出すことが可能です。デザートワインとして、また、中華料理とも相性が良いようです。このように、シャルドネとはまた違った味わい方がゲヴェルツトラミナーにはあります。どこまでもワインの世界は奥深いですね。